「高性能住宅建築研究所」とは
日本の住宅の質を上げる事を目的としています。
現場での実践指導(共につくる)を主とした、経験に基づいた実践指導をします。
家づくりの楽しさを日本中に拡げます。
「七つ屋」の名前の由来、思い。
1、暮らしの質を高める
2、身体の健康
3、心の健康
4、自然を楽しむ
5、人と人を結ぶ
6、感謝を形に
7、温故知新
「七つ屋」は7つのテーマを地域のお客様に提供していきます。
自然に触れ合い、人と交流し、感謝と感動と笑顔を創造できる施設やイベントを提供していきます。
大きな施設や大きな企業では演出できない素朴さを、感じて頂きたいと思っています。
コンクリートやビニールだらけの住空間を一歩外に出て、充実した時間と空間を感じて頂ければ幸いです。乾いた心を潤す、それが私たちの使命です。
お客様と共に!を心がけ、素敵な人生の1ページになりますように。
私はある専門工事の一級資格を要しています。その業界には15年程いました。材料メーカーから認定された職人をやっていました。
そんな私は品質の高い仕事を常に目指していましたが、良くない家には私の技術が台無しになることもしばしばありました。
私は自分の職のカテゴリーを超えて、ビルダーに提案しますが、「専門でもないやつが何言ってんだ」と、まったく相手にされず、残念な思いを多く経験しました。
思い悩んだ私は「建築士の資格を取るしかない」と思い、チャレンジしたのが30代後半でした。2級建築士の資格を得たのが確か40歳だったと思います。
1級建築士になるのは、それから4年の経験を経て初めてチャレンジできます。
そんな時間は当時の私には無く、また住宅に特化したい私は2級建築士で十分と思い、1級建築士の道は選択しませんでした。
建築士になり、東京在住で全国で活躍している有名建築家の先生や、大学の教授などの講義にも積極的に参加し、1級2級建築士の資格では得られない知識を得ました。
有名建築家の先生や、大学の教授などが考える(設計する)家は、技術的に難しく、とても実践向けではありませんでした。そこで私は技術的に確立させるために、当時のお客様(施主様)に説明し、一つひとつ技術を確立させていきました。例えば、気密は1程度にしてほしいお客様に対して、1を切ることを目指して建てますと約束し、社内では0.5ぐらいを目指そうという風に建てていきました。それをコツコツ何年もかけて、やり続けていきました。
結果、今の私の知識と技術力につながります。
話は変わりますが、皆さん、何かで日本一になったことはありますか?
普通は無いですよね。ところが私は偶然ですが日本一になったことがあります。小学1年か2年の時でした。先生が勝手に出したコンクールで私の作品が日本一になってしまいました。
それに味をしめたのか、建築でも「日本一の技術を持ちたい」と心のどこかにそんな思いがあったのかも知れません。
建築士と建築家の違い
建築家の定義が曖昧ですが、私は「自分が持つ建築思想を実現している人」の事を言うと思っています。例えばハウスメーカーや中小工務店(総じてビルダー)に所属する建築士は、自分の思想が無いから、あるいは持っていてもビルダーの枠内でしか設計できませんので、建築家とは言えません。そしてその思想は、環境配慮(太陽光を乗せるだけではない)、健康配慮、快適創造、資産形成(住宅という資産。壊されない家)、メンテナンス考慮、など、総合的な思想でなければいけません。
資格のあるなし、1級2級の種別ではありません。
私は間違いなく「建築家」だと自負しています。
私が建築家の道に入り込むきっかけがありました。ある大学の先生の講義を聞いたとき、紹介者が「面白い男がいる」と言って先生に僕を紹介してくれて、懇親会の場で向かいに座らせて頂きました。その先生に「どんな家を建てているのか?」と聞かれ説明しました。説明を終え先生は「何で?」と一言僕に質問してきました。「何で?」の問いに、僕はハッと気づかされました。基礎から屋根まで、すべての工法・部材が何で採用しているのか、最近の流れ・流行りだから。他にいいものが無い消去法だから。断熱にはこだわっていたからそれでいいと、勝手に思い込んでいる自分がいる事に気づきました。
全てを見直しました。時間を要しましたが、納得のいくものが自分の中で形成されました。今から思えば、それが建築家の道の第一歩でした。
経歴
・高校卒業後、塗装職人となる。
・世の中にサイディングボードが生まれ、現場塗装するが壁内結露により半年程で塗料が剥
がれる。(全国的に起きた事象)この時、壁内結露を知る。後に通気工法の誕生。
・世界の建築に興味を持ち、シアトルへ視察。(衝撃を受ける)
・世界の技術を取得し、ビルダーに働きかけるが塗装職人では相手にされず、建築士免許を取得。
・社員教育に取り組む。(棒団体に所属し、他社社員の教育。現在までに延べ3千人程)
・とある住宅会社の会に入会。全国に100社以上の住宅会社と縁を持つ。
・高断熱住宅に取り組むが、思ったほど暖かくない。
・高気密住宅に取り組み、1種換気は隅々まで換気できないことを実践で知る。また、家が負圧になることも実践で知る。
・これ以上断熱性を高めると、壁内結露のリスクがあると思い、それらに詳しい丸谷博男先生に師事する。エコハウスマイスター取得。古民家マイスター取得。
・坂本先生、鎌田先生の講義に参加する。
・伊礼先生の講義に参加する。(設計のすばらしさ、納まりのすばらしさに驚く)
・丸谷博男先生の下で数年間学び、都度現場で実践するの繰り返しを行う。(試行錯誤の日々を数年間)
・高気密高断熱住宅(Ua値0.4を切る、C値は全棟0.1前後の家づくりを行う)
・オリジナル全館空調(市販エアコン1台)をつくる。
・木製カーポートの制作。(金物によるラーメン)
・お客様が引き渡し時に感動で涙する。(80%程)
・パッシブデザイン設計の家をつくる。
・100年住宅を創りあげる。(50年メンテナンス計画表の提出)
・年間15棟の受注(営業マンなし、展示場なし。来社客の80%は契約)
・東京へ移住(ホームインスペクションの業務委託、年間200棟ペースで請負う)
・七つ屋建築設計事務所を設立。
・高性能住宅研究所と称し、設計施工ノウハウを拡げる活動を行う。
保有資格等
・一級塗装技能士
・二級建築士
・二級施工管理士
・既存住宅状況調査士
・エコハウスマイスター
・古民家マイスター
・足場の作業主任者
・玉掛
・小型移動式クレーン
・高所作業車
・エスケー化研認定技能士
・アイカ工業認定技能士
・車両系建設機械運転技能講習(3t未満)
・フルハーネス型安全帯使用作業特別教育
・職長・安全衛生責任者教育
(参考)やれる仕事:塗装全般、ドライウォール工法、EIFS工法、土間コン、基礎、大工、設計、申請業務、コーキング、塗膜防水、断熱材吹込み、型枠、足場(法面~ビルまで)、金属サイディング張り、塗り壁、ちょっとした給排水管、ちょっとした測量、ちょっとした造園、木材などの染み抜き、積算、発注、施工管理、解体管理、防蟻処理、営業、インテリアコーディネートなど。PCスキルは、CAD、エクセル、パワーポイント、HP作成。その他:法人コンサル(経営理念作成~方針・目標設定)、社員教育(新人~経営層まで、キャリア形成、対話合意形成)など。
私の経歴を見れば、現場中心に活動してきたことが分かると思います。
建築思想、設計力も大切ですが、最も大切なのは現場力です。
どんな設計も、最終的には現場人間がいかに丁寧に作業をするかで決まります。
屋号:高性能住宅研究所
七つ屋建築設計事務所 代表 永森 裕章
東京都知事登録 第16544号
〒144-0046 東京都大田区東六郷2丁目11-5 202